STORY

STORY 01「魔法の始まり」

科学と技術が発展し、
人々が不自由という苦を忘れてしまった現代。
極稀に魔法使いとして、異能力を発現する人間が現れた。

魔法使いの家系であることを隠して普通の暮らしを送っていた皐月は、
高校入学を控えた3月に交通事故に遭遇してしまう。
トラックに轢かれそうになったその瞬間、体の内側から溢れ出た『力』によって周囲を吹き飛ばしてしまった。

怪我ひとつ負わなかったが、自分の行いに驚きを隠せない皐月。
それは紛れもなく、皐月の魔法でやったことだった。

「ずっと隠してきたのに、全部無駄になっちゃった……」

魔法の発動をきっかけに、
皐月の人生が大きく変わっていく

念の為搬送された病院でショックを隠せない皐月の元に、『教導学園アイリス』から迎えがやってくる。
そこは皐月の両親も青春時代を送った、魔法使い育成の学園だという。
決まっていた高校進学も、友達と過ごした思い出も断ち切り、皐月は魔法使いとしての未来を育む道を示されてしまう。 「普通に暮らしたい」というたった一つの希望すらも置き去りにして。

桜舞う季節になり、これからの【未来】に不安だらけの皐月。
案内された教室には、皐月と同じ境遇の少女たちが集まっていたのだった。